2007-01-01から1年間の記事一覧

フランス語はじめの一歩

中井珠子著、ちくま新書 しばらく読書をしていないが、かならずしも仕事が忙しいという理由ではない。主な原因はコレ。フランス語の練習を始めたのである。 数年前に一度とりかかった時に買いためてあった参考書の中からとっかかりに選んだのが本書。ネット…

「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する

亀山郁夫著、光文社新書 大ヒットしている「古典新訳シリーズ」の「カラマーゾフ」の翻訳者が著した「第二の小説」想像本。著者が事実上のあとがきの題名としている「余熱の書」とうのが、著者のみならず、私のようにこの本を読む多くの読者にとってもしっく…

DOWNTOWN My Manhattan

Pete Hamill著、Back Bay Books ピート・ハミル氏が生まれ育ったマンハッタンについてのエッセイ。日々の雑観だけでなく、マンハッタン島への入植から始まる歴史を地域ごとに紹介している。ジャーナリストらしく、批判的な精神も示されているが、全編を通じ…

作家的時評集 2000−2007

高村薫著、朝日文庫 作家の高村薫氏が00年から今年にかけて新聞や雑誌に寄せた「時評」を一冊にまとめた。朝日文庫の創刊30周年記念の一環の文庫オリジナルという。 政治についての論評が多い。当初は選挙のたびに「投票に行こう」と呼び掛けていたが、05年…

パリ、ジュテーム

DVD

オムニバス、2006年仏独合作 パリを舞台に「愛」をテーマにした18の小さな物語を集めたオムニバス映画。いちいち列記することはしないが、とにかく監督、キャスト陣が豪華。 何気なくアマゾンのランキングを流していて発見し、購入した。大学時代の長めの一…

キャラ化するニッポン

相原博之著、講談社現代新書 裏表紙によると、著者の相原氏はバンダイのキャラクター研究所なるものの元所長のようだ。私はこの相原氏を全く知らず、本書を読み進めていくうちに、細部へのこだわりと、「キャラ」というものに必ずしも否定的でないことから、…

カラマーゾフの兄弟5

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫 亀山訳「カラマーゾフ」もついに完結!この第5巻は、ほんの少しのエピローグと、亀山氏による「ドストエフスキーの生涯」と、作品を詳しく解説した「解題」からなる。そのほとんどは「解題」が占めてい…

246

沢木耕太郎著、スイッチ・パブリッシング 和製「ニュージャーナリズムの旗手」とされた沢木氏による1986年1月から9月までの生活をつづった「日記風エッセイ」。沢木氏の30歳代最後の年だそうだ。書名の「246」は、沢木氏の自宅がある世田谷を通る…

THE O.HENRY PRIZE STORYS 2006

ANCHOR BOOKS 北米の優れた短編小説に贈られる「O・ヘンリー賞」を受賞した20作品を集めた短編集。ある理由で必要性にかられて購入したものを通読してみた。 コンテンポラリーなアメリカ小説の現状を見るにはちょうどよい。古典的な男女の愛や現代家族のス…

カラマーゾフの兄弟4

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫この第4部で物語はエピローグを残すのみとなった。巻末の「読書ガイド」を含め700ページで、全5巻で最も分厚い。ドミトリーの裁判の場面がメーンだが、それだけ中身の濃い内容となっている。まず、第11…

カラマーゾフの兄弟3

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫亀山氏が巻末の「読書ガイド」で しかしいずれにしも、この第3部で、『カラマーゾフの兄弟』のもつスペクタクル的な面白さは、頂点を迎える。この第3部を交響曲になぞらえるなら、まさにスケルツォ−−。…

そろそろ、かりゆし

CD

かりゆし58、LD&K 沖縄のバンドのファースト・フルアルバム。おそらく新聞なんかにも取り上げられていた「アンマー」の成功によって本格的なデビューを果たすことができたのだろう。ミニアルバムだった「恋人よ」、「ウージの唄」と続けて聴いているが、この…

カラマーゾフの兄弟2

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫 この第2巻、つまり小説の第2部は1巻と比べてダイナミックな展開は少ない。その代わり、次男イワンによる「大審問官」と三男アリョーシャがまとめたとされるゾシマ長老の一代記という二つの重要なメタ…

フォレスト・ガンプ 一期一会

DVD

アカデミー賞の作品賞を含む6部門受賞のヒット作。公開された90年代には「感動作」と評判になったが、なぜか観ないままになっていた。 母子家庭に知恵遅れで生まれたフォレストが、類まれな身体能力と、「運命」という名の偶然に導かれて歩むサクセススト…

カラマーゾフの兄弟1

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫 ロシア文学の名作の東京外大学長による新訳。ちょっとしたブームになっている新訳シリーズの中でも売れ筋となっている。ちくま文庫の「失われた時を求めて」以来の外国文学の「長編」に取り組むことにな…

文藝春秋11月号・安倍晋三最後の三日間の真実

おそらくベテラン政治記者のペンネームであろう「赤坂太郎」氏による8ページのリポート。安倍首相の退陣劇の前後と福田総裁誕生に至る内幕を描いている。 題名に反して、より丹念に描かれている、というかより印象に残ったのは「ポスト安倍」をめぐる暗闘の…

スパイダーマン3

DVD

アマゾンで予約購入してあったのが、帰宅すると届いていたので、早速観賞した。 私は好きな映画トップ3を20世紀と21世紀に分けている。明確な理由はないが、世紀をまたいで何となく映画作品の質が変わってきていると感じるからだ。その「21世紀版」の1位は…

NHK・探検ロマン世界遺産(パリ)

世界遺産を紹介するNHKの番組のスペシャル。パソコンで録画してあったものをDVDに焼いて観た。 今回はパリの街を移民の子であるパリジェンヌが案内するという構成。名建築や芸術をひたすら映し出すのではなく、パリの街の生い立ちや均整の取れた街並み…

CHANGING LANES

DVD

昨日の「セックスと…」と同様、アマゾンのキャンペーンで購入したが、久しぶりに「傑作」と思える作品だった。ベン・アフレック扮するウォール街の若手弁護士と、サミュエル・L・ジャクソン扮する離婚問題を抱えるしがない中年保険屋。この2人が起こした高…

セックスと嘘とビデオテープ

DVD

最近は仕事が忙しく、読書時間があまりとれていないので、たまたま今夜見たDVDについて書きたい。 スティーブン・ソダーバーグのデビュー作として気になっていたが、観る機会はなかった。アマゾンで「4枚買うと1枚ただ」キャンペーンに入っていたので、…

Agora10月号

JALカード会員に宅配される月刊誌。遠慮がちに小さく「エグゼクティブのための知的情報誌」と銘打たれているが、ご多分に漏れず(カードを使わせるための)広告誌である。普通カードの会員の会員には届かないので多少「エグゼクティブ向け」なのかもしれない…

Life Expectancy

Dean R. Koontz著、Bantam Books 訳書も含めて初めてのクーンツ氏の小説。以前、小説家の指南書(?)のような本だった「ベストセラー小説の書き方」(朝日文庫)を読み、「小説家はジャンル作家になるべきではない」という趣旨のことが書かれていたことが印象…

体育館

【昼食】 ハンバーグパン、ポテトサラダパン、スコーン ミネラルウォーター

自宅

【朝食】 カレー、ハンバーグパン、スコーン アイスコーヒー

自宅

【夕食】 カレーライス、ハンバーグパン、ポテトサラダパン、スコーン アイスコーヒー

自宅

【夕食】 餃子、飯、スコーン、メロンパン アイスコーヒー

自宅

【昼食】 つみれスープ、ハンバーグ、茶漬け

自宅

【朝食】 おでん、アジの開き、飯

コンビニ

【昼食】 ハムたまごサンド、たっぷりコーンマヨネーズスティック、スイート&マーガリン、チョコホイップデニッシュ アイスコーヒー280ミリリットル

レストラン

【昼食】 バイキング(コロッケ、魚フライ、スパゲティミートソース、餃子、スコーン、シュークリーム) アイスコーヒー、アイスティー