セックスと嘘とビデオテープ

セックスと嘘とビデオテープ [DVD]
最近は仕事が忙しく、読書時間があまりとれていないので、たまたま今夜見たDVDについて書きたい。
スティーブン・ソダーバーグのデビュー作として気になっていたが、観る機会はなかった。アマゾンで「4枚買うと1枚ただ」キャンペーンに入っていたので、買ってみた。
ビデオの前で語られる夫婦関係を軸とした愛憎劇。会話を中心に丁寧に組み立てられた構成は、よくある「渋い映画」ではある。しかし、最後までグラハムが何者なのかは明かされず、消化不良気味だった。また題名の「セックス」に期待し過ぎると拍子抜けする。私自身、期待しすぎたというほどではないものの、多少期待した。
エリン・ブロコビッチ」はともかくとして、こういう作品でデビューした監督が「オーシャンズ11」とは。芥川賞作家が直木賞候補になるようなものか。もっとも、私は「オーシャンズ」は大好きなシリーズで、先日も最新作の「13」を劇場で観たばかりですが。やはりまだ観ていないアカデミー賞監督賞受賞作「トラフィック」も観てみたいと思う。