2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

罪と罰1

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫 「カラマーゾフの兄弟」に続く亀山氏の新訳第2弾。貧乏学生の主人公、ラスコーリニコフを殺人を犯し、苦悩するまでがこの第1巻。 「カラマーゾフ」と同様、旧訳を読んでいないので、訳の比較はできな…

誕生日の子どもたち

トルーマン・カポーティ著、村上春樹訳、文春文庫 たまたま外出先で読む本がなくなり、珍しく書店で購入。最近はほぼAmazonで本を購入してきたので、たまに書店に行くと、買うべき本を選ぶのに意外と迷う。結局、ある意味無難な領域になっている村上訳を購入…

THE END OF THE AFFAIR

Graham Greene著、PENGUIN CLASSICS 「情事の終わり」として知られる作品。男性作家と、公務員の妻の恋愛を巡る物語だが、その題名の通り、話の大半は関係が終わりを告げた後の出来事。 男が爆撃で死んだと思いこみ、神に祈ったことから、女は別れを決意する…