2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

そろそろ、かりゆし

CD

かりゆし58、LD&K 沖縄のバンドのファースト・フルアルバム。おそらく新聞なんかにも取り上げられていた「アンマー」の成功によって本格的なデビューを果たすことができたのだろう。ミニアルバムだった「恋人よ」、「ウージの唄」と続けて聴いているが、この…

カラマーゾフの兄弟2

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫 この第2巻、つまり小説の第2部は1巻と比べてダイナミックな展開は少ない。その代わり、次男イワンによる「大審問官」と三男アリョーシャがまとめたとされるゾシマ長老の一代記という二つの重要なメタ…

フォレスト・ガンプ 一期一会

DVD

アカデミー賞の作品賞を含む6部門受賞のヒット作。公開された90年代には「感動作」と評判になったが、なぜか観ないままになっていた。 母子家庭に知恵遅れで生まれたフォレストが、類まれな身体能力と、「運命」という名の偶然に導かれて歩むサクセススト…

カラマーゾフの兄弟1

ドストエフスキー著、亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫 ロシア文学の名作の東京外大学長による新訳。ちょっとしたブームになっている新訳シリーズの中でも売れ筋となっている。ちくま文庫の「失われた時を求めて」以来の外国文学の「長編」に取り組むことにな…

文藝春秋11月号・安倍晋三最後の三日間の真実

おそらくベテラン政治記者のペンネームであろう「赤坂太郎」氏による8ページのリポート。安倍首相の退陣劇の前後と福田総裁誕生に至る内幕を描いている。 題名に反して、より丹念に描かれている、というかより印象に残ったのは「ポスト安倍」をめぐる暗闘の…

スパイダーマン3

DVD

アマゾンで予約購入してあったのが、帰宅すると届いていたので、早速観賞した。 私は好きな映画トップ3を20世紀と21世紀に分けている。明確な理由はないが、世紀をまたいで何となく映画作品の質が変わってきていると感じるからだ。その「21世紀版」の1位は…

NHK・探検ロマン世界遺産(パリ)

世界遺産を紹介するNHKの番組のスペシャル。パソコンで録画してあったものをDVDに焼いて観た。 今回はパリの街を移民の子であるパリジェンヌが案内するという構成。名建築や芸術をひたすら映し出すのではなく、パリの街の生い立ちや均整の取れた街並み…

CHANGING LANES

DVD

昨日の「セックスと…」と同様、アマゾンのキャンペーンで購入したが、久しぶりに「傑作」と思える作品だった。ベン・アフレック扮するウォール街の若手弁護士と、サミュエル・L・ジャクソン扮する離婚問題を抱えるしがない中年保険屋。この2人が起こした高…

セックスと嘘とビデオテープ

DVD

最近は仕事が忙しく、読書時間があまりとれていないので、たまたま今夜見たDVDについて書きたい。 スティーブン・ソダーバーグのデビュー作として気になっていたが、観る機会はなかった。アマゾンで「4枚買うと1枚ただ」キャンペーンに入っていたので、…

Agora10月号

JALカード会員に宅配される月刊誌。遠慮がちに小さく「エグゼクティブのための知的情報誌」と銘打たれているが、ご多分に漏れず(カードを使わせるための)広告誌である。普通カードの会員の会員には届かないので多少「エグゼクティブ向け」なのかもしれない…

Life Expectancy

Dean R. Koontz著、Bantam Books 訳書も含めて初めてのクーンツ氏の小説。以前、小説家の指南書(?)のような本だった「ベストセラー小説の書き方」(朝日文庫)を読み、「小説家はジャンル作家になるべきではない」という趣旨のことが書かれていたことが印象…