スパイダーマン3

スパイダーマンTM3 デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) (初回限定豪華アウターケース付) [DVD]
アマゾンで予約購入してあったのが、帰宅すると届いていたので、早速観賞した。
私は好きな映画トップ3を20世紀と21世紀に分けている。明確な理由はないが、世紀をまたいで何となく映画作品の質が変わってきていると感じるからだ。その「21世紀版」の1位は恥ずかしながら、一作目の「スパイダーマン」である。アクション性、ドラマ性、メッセージ性どれをとってもけっこういい出来だと思っている。けっこう「Great power, comes great responsibility」みたいなメッセージに弱いんです。3歳になる息子は「2」の方がお気に入りだが、これは「1」はピーター・パーカーがスパイダーマンになるまで間が持たないからでしょう。2作目はいずれも1作目に劣ったと思います。
で「3」ですが、アクションはやはりすごい。特に「ニュー・ゴブリン」とスパイダーマンの最初の格闘というか追いかけっこのスピード感はたまらなかった。それに復讐心をめぐるメッセージ性もよしとする。まあ、つきなみなメッセージだが、「黒スパイダーマン」が体現することの説明としては十分ではなかったか。
ただ、「黒」として傲慢になっているピーターの描写がやや冗漫。もともとコミカルな描写を織り交ぜるのがこのシリーズの特色になっているが、今回はちょっとやりすぎの感があった。それに「敵」を複数登場させてそれぞれにドラマを持たせたが、そのために一番肝心なハリー・オズボーンの行動が唐突感を与えてしまった。サンドマンとの「決着」も消化不良…。
いずれにしても、楽しめたことは確か。そもそもアメコミモノけっこう好きなんです。最大で「6」までの続編が作られる予定とか。大歓迎です。