そろそろ、かりゆし

かりゆし58、LD&K
そろそろ、かりゆし
沖縄のバンドのファースト・フルアルバム。おそらく新聞なんかにも取り上げられていた「アンマー」の成功によって本格的なデビューを果たすことができたのだろう。ミニアルバムだった「恋人よ」、「ウージの唄」と続けて聴いているが、このアルバムはすごいの一言! 思わず「CD」のカテゴリーを作っちゃったくらい。
ロディアスな曲の数々。特に1曲目の「電照菊」から2曲目「手と手」、3曲目「恋唄」と続く冒頭がすばらしい。全体的に「軽い」とみる向きもあるかもしれないが、だからこそ日常生活に無理なくとけ込めるような気がする。曲、歌詞ともにいろんな気分、いろんな思いにぴったりとはまります。最後にボーナストラックとして「アンマー」のアコースティックバージョンが収録されているところもにくい。
「恋人よ」の荒削り感もよかったが、よりメッセージ性が増した「ウージの唄」を経て洗練されつつあるのも確か。これはひょっとすると大化けするんじゃないかという予感さえしてきました。
昔から沖縄好きだったが、改めてその「才能の宝庫」ぶりに脱帽。沖縄に生まれ育った人たちが羨ましい。最近、一番のお気に入りタレントは新垣結衣だし。しばらく行ってないなあ…沖縄。