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東川篤哉著、小学館 昨年の本屋大賞を受賞したミステリー連作短編集。大金持ちの令嬢で警視庁国立署刑事が担当する事件を、若きイケメン執事(?)の推理で解決していく。状況を説明した令嬢に 「ひょっとしてお嬢様の目は節穴でございますか?」 などと「暴…
アーサー・リディアード著、大修館書店 本書には著者略歴が掲載されていないので、よくわからないが、リディアード氏は主に60年代に活躍したニュージーランド人のランニングコーチ。本書の原書は、そのノウハウや思想をまとめたもので、1983年に刊行されてい…
ダ・ヴィンチ編集部、メディアファクトリー 雑誌「ダ・ヴィンチ」編集部による、「小説作法本」。「書き方」よりも、(「ダ・ヴィンチ」も持っている)文学賞の取り方といった作家の「なり方」の方に力点が置かれている。実際の作家のインタビューや寄稿がた…
福井晴敏著、角川書店 さて、「ガンダム・ユニコーン」の続きである。スペースコロニーでモビルスーツ戦が始まり、やっとガンダムらしくなる。そして最後にやっと、主人公が「ユニコーン」にたどりつく。ガンダムの世界を踏襲していると言えばそれまでだが、…
福井晴敏著、角川書店 だいぶ前に上下巻を購入したまま、未読になっていたが、最近どうも洋書を読むのに疲れて手に取った。 「亡国のイージス」などで知られる福井氏のガンダムものである。福井氏の作品を読むのは初めてだったが、思っていたよりも汗くさく…
中川寛子著、マガジンハウス 「住まいのカリスマアドバイザー」による、住宅物件選びの「コツ」をまとめた本。数年前に住宅購入を検討したときに買った本だが、読まないまま住宅購入熱が冷めていた。最近、また購入を検討するようになって、思い出したように…
TBSテレビ「飛行人」制作スタッフ、東京書籍 前回のエントリーが5月10日だから、しばらく読書から遠ざかっていたことになる。この間、仏検を受検したしたため「読書するよりはフランス語の勉強を」と思ったわけだが、結局、勉強はほとんどしなかった。この…
木村晋介著、筑摩書房 椎名誠氏の友人である「キムラ弁護士」による書評集。題名にあるとおり、ミステリー小説の矛盾点や問題点を切り捨てるという趣旨で始まっている。ただ、取り上げている作品は「恋愛・家族小説」や「ロングセラー・ベストセラー」に及び…
真島久美子著、講談社 脳梗塞の母親と認知症の父親の壮絶な介護記。著者は私には未知だったが、漫画家としてデビューし、自らのお見合い体験をまとめた「お見合いの達人」という本で話題になった人らしい。 筆致はあけすけで、筆者の気持ちを隠さずに暴露し…
トルーマン・カポーティ著、村上春樹訳、新潮社 本は購入した順番に読むのを原則にしているが、たまにはこういう例外もある。昨日届き、今日一日で読了した。いわゆる「村上春樹新訳モノ」の最新刊。オードリー・ヘプバーンの映画で有名な、という枕詞が付く…
集英社 1966年から2006年まで週刊プレイボーイ誌上で連載された「人生相談」コーナーを集めたもの。 同誌の創刊40周年記念特別出版だそうだ。 私自身は、あまりプレイボーイ誌は読んだことがない(別に硬派をきどっているわけではないが)けども …