本気で小説を書きたい人のためのガイドブック

ダ・ヴィンチ編集部、メディアファクトリー
ダ・ヴィンチ渾身 本気で小説を書きたい人のためのガイドブック (ダ・ヴィンチ ブックス)
雑誌「ダ・ヴィンチ」編集部による、「小説作法本」。「書き方」よりも、(「ダ・ヴィンチ」も持っている)文学賞の取り方といった作家の「なり方」の方に力点が置かれている。実際の作家のインタビューや寄稿がたくさん掲載されているのがいい。その中では、やはり浅田次郎氏の一言。

わかる人にだけわかればいいという小説は僕は大嫌い。それは二流でいいと言っているのと同じ。宗教説話の昔から言葉の力によって人を治癒するというのが、物語というものの持っている最も根源的な力だと僕は思っています