機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日(上)
福井晴敏著、角川書店
だいぶ前に上下巻を購入したまま、未読になっていたが、最近どうも洋書を読むのに疲れて手に取った。
「亡国のイージス」などで知られる福井氏のガンダムものである。福井氏の作品を読むのは初めてだったが、思っていたよりも汗くさくなく、すっと読める印象。だが、ストーリー展開が遅く、「ガンダム・ユニコーン」はまだちらっとしか登場していないうえ、戦闘シーンもなく、まだ「戦記もの」という感じがしない。
ただ、やはり、いわゆる「ファースト」からの「宇宙世紀」につらなる設定(0096年)にしたのは正解。主人公がハロについて説明する
大戦中のエースパイロットが作ったマスコット・ロボット。子供の頃、流行ったろ
といったセリフは、やはりうれしい。