いつまでもデブと思うなよ

岡田斗司夫著、新潮新書
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
ついに読んだ。様々な本の売り上げチャートでのきなみ1位を記録している。ダイエットに対する関心の高さに加え「1年で50キロの減量に成功!」という揺るぎない事実がバカ売れの原動力だろう。私は「オタク研究家」とされる岡田氏のことは知らなかったが、帯に掲載されている「デブ」だったころのズボンをはいている写真はやはり衝撃的だ。
食べたものやカロリー数、体重、体脂肪率などを細かく記録する「レコーディング・ダイエット」を提唱している。

私のような10キロ以上も減らす、いわば〝メガ・ダイエット〟は「持続がラクチンなこと」がなにより大切なのだ。

として、全体の行程を「助走」「離陸」「上昇」「巡航」などと航空機になぞらえるやり方は論理的である。食欲を「欲望」と「欲求」に分けるのも面白かった。私も週刊誌で記事を読んだのがきっかけで、とりあえず「レコーディング」だけは始めてみた。今は食べたものを記録しているだけなので「助走」の段階だ。
問題はここから先。次の「離陸」ではカロリーも付けるようになるが、やはりここが面倒くさい。普段口に入れているもののカロリーを見るのが怖いというのもあるかもしれないが、そんなにカロリーそのものに興味が沸かない。これを無理にやろうとすると挫折しそうで、私はしばらく「助走」を続けてみようと思っている。
岡田氏は「離陸」に入ったきっかけとして、コンビニやファミレスで好きなモノのカロリーを見る実験をしたそうだが、少なくともそういうオタク的な趣向がないと、なかなかここの段階に入るのはしんどいと思う。ただ、岡田氏も助走に5カ月を費やしたそうだから、私も気長にやってみようと思う。
おとといから運動として、腹筋、腕立て伏せそれぞれ10×3。これだけで筋肉痛だ。あまり無理しない方がよさそうだ。