The Elements of Style, Fourth Edition
William Strunk Jr. and E. B. White著、Macmillan Publishing Co.
Kindleにて読む。英作文について少し勉強しなければならない事情が生じ、いろんなところでよく引用される古典とも言われる本書を読んでみることにした。
20世紀初頭に大学教授がつくった英語ライティングのテキストがもとになっているといい、簡潔にまとめられた無駄のない本である。細かい言葉の使い方なども記されているが、大前提として求められているのは、簡潔さで、あいまいさを排した明快さである。それが具体例を挙げて紹介されており、例えば「Inside of」と「inside」の違いについては
Inside of five minutes I'll be inside the bank.
との分かりやすい例文が添えられていたりする。話は文法や言葉の選択といった細事についてだけではなく、例えば「作文とは何か」については
Writing is, for most, laorious and slow. The mind travels faster than the pen; consequently, writing becomes a question of learning to make occational wing shots, bringing down the bird of thoughts as it flashes by.
としている。
分かりやすく、いろいろ勉強になったが、残念だったのは、本文と例文の違いが読んでいて分かりにくかったことと、そもそも例文のkindle上の体裁が崩れていたことである。