Clapton THE AUTOBIOGRAPHY

Eric Clapton著、Broadway Books刊
Clapton: The Autobiography

「ギターの神様」と呼ばれるエリック・クラプトンの自伝。最近邦訳され、ジョージ・ハリスンの妻だったパティ・ボイドとの「略奪愛」など赤裸々な告白が話題を呼んでいた。
確かに本の中身の大半は、女性遍歴や、麻薬、アルコール中毒とそこからの回復の物語。ギターの演奏を巡って苦労する話はほとんどなく、むしろ様々な問題を抱え込んだクラプトンを救済する「ツール」のようなものとして描かれているに過ぎない。それを包括するのがエピローグの締めくくりだと思う。

Music survives everything, and like God, it is always present. It needs no help, and suffers no hindrance, It always found me, and with God's Blessing and permission, it always will.

世の中には文字通りの「天才」というものが存在するのだ。