Cesar's Way

CESAR MILLAN著、THREE RIVERS PRESS

ナショナルグラフィックチャンネルで「Dog Whisperer」という問題行動犬の対処方法を紹介する番組を持っている犬の心理学者（？）が、その生い立ちから犬とうまくつき合うための考え方をつづっている。一言で言ってしまえは、飼い主は犬との「群れ」のリーダーとなり「Calm-assertive energy」を出し続けるべきだという。巻末の用語集によれば「Calm-assertive energy」とは

Calm-assertive means always compassionate, but quietly in control.

だそうだ。また、犬が健康的に暮らすためには、運動、訓練、愛情をこの順番で与えなければならないという。犬は疲れさせれば落ち着くというのだ。
犬の飼育論というのは人間の教育論と同じように諸説あるのだろうが、なかなか説得力のある内容ではあった。犬を飼ったことがないので、実践的にどうなのかは分からないが。

最近、無性に犬が飼いたくなってネットなどでいろいろ調べている。この本も、YOUTUBEで「Dog Whisperer」を見たのがきっかけで購入した。個人的には柴犬に一番関心があるが、本書にあるような十分な運動を毎日与えられるかに若干不安がある。また、息子がアレルギー体質だし。実家がマンション（一応、ペット飼育可のようだが）なので、小型犬の方がいいのではないか、などと考え、いろいろ調べ始めると止まらなくなる。いずれにしても、現在の賃貸住宅はペット飼育ができないので、実際に飼えるようになるのはだいぶ先になりそうなのだが。