走ることについて語るときに僕の語ること

村上春樹著、文春文庫
走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
ラソンランナーとしても知られる村上氏の走ることについてのエッセー集。走ることについての思いと、2005年から06年にかけてのトレーニングの模様などが日記のような形でつづられる。
30代前半で走り始め、トレーニングとして毎日休まず10?走り、若い頃は3時間半でフルマラソンを走ったという。昨年11月から走り始めた初心者ランナーの私としてはそれだけで脱帽(そんな村上氏もトレーニングをさぼりたいと思うことはあるようで、村上流の回りくどいやり方で発奮する様子も書かれている)。私の方は、何とか10?走れるようになったが、あいにく、最近足首を故障した。だから、村上氏が墓碑銘に刻みたいという

少なくとも最後まで歩かなかった

は、早くも達成できそうにない。