フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?

清岡智比古著、白水社
フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?

私にとって2冊目のフランス語入門書となった「フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!」の動詞バージョン。「フラ語入門」も後にして思えば、中身が若干薄かったが、とっつきやすい本だったことは確かなので、やや苦手になりつつある動詞活用も本書でとっかかりを探ろうと思った。
しかし、あまりに薄すぎた。ほとんどが何の変哲もない動詞の活用表で占められ、いわゆる説明の部分は全142ページ中30ページ強だけ。その中身も現在形しか取り上げられていないなど初歩的なものすぎてほとんど意味がなかった。
確かに各時制の活用の覚え方のさわりは「フラ語入門」で説明されていた。その「動詞バージョン」なのだから、各時制の覚え方みたいなものが解説されているのかと思った。動詞の参考書っていうのはこういうものなのかもしれないが、それならばこの著者の本でなくてもよかったように思う。