恋愛適齢期

ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン主演のラブコメディー。
３０歳以下の女性としかつき合えない男（ニコルソン）が、彼女の母親（キートン）と恋に落ちるというストーリー。
ニコルソンの心臓発作が２人が近づくきっかけになるが、主治医（キアヌ・リーブス）が２０歳近く年上のキートンを好きになるんです。これはさすがにちょっと無理があった。キートンは魅力的な女性だと思うんだけど、本作ではさすがに年輪が…。特にパソコンのキーを叩く（彼女は劇作家の役）手の皺を見ちゃうとねえ。ジョン・アービングの「未亡人の一年」のように超年上好みの男ということなら別だけど…。

主人公２人が恋に落ちるのが早すぎるためか、ストーリーはだらけ気味。笑えるシーンも比較的少なかったと思います。ラストも唐突感が否めないが、全体的には肩肘張らずに楽しめる。
ニコルソン主演のラブコメディーと言えば「恋愛小説家」（こっちはニコルソンが物書きの役）があり、作品としてはそちらの方が数段上でしょう。本作との関係はよく分からないが、二匹目のドジョウを狙った感がしないでもない。